1,400万円で実家を建て替える

手持ち資金で実家建て替えに挑戦するブログ

建て替えの考え方3

実家の建て替え検討のはじまりは父の死だった。私との折り合いはそんなに良くなく、今の会社に転職したときに地の利が良いので1年ほど同居したが、いろいろあって嫌になって私が出て行った。脳梗塞をやってから人が変わってしまい、金遣いもひどくなり、私の力ではどうすることもできず、ちょっと付き合ってられないなと思い、介護に疲れた母、障害持ちの兄を置いてほいほいと飛び出した次第である。はたから見ればえらい不孝な話だ。

あれから約四年が経って、新婚旅行から帰ってくると父が亡くなっていた。実家はひどいことになっていた。貯金は底をつき、家はゴミが散乱し、あまつさえ三百万円くらいの債務まで判明した。借金まで出来ていたのは意外だったが、その他は、まあこうなっているだろうなと予想できたことだった。ただこうなると流石に息子の義務を放棄するわけにはいかず、妻にも骨を折ってもらい、二ヶ月くらいかけて諸事を片付けた。僥倖だったのは、カネのことはそれでもなんとかなりそうということだった。生活は常識的な出費を維持すれば年金で十分にやっていけるし、兄の障害年金もほぼ手つかずで残っていた。それが大体1,400万円。色々思うところはあるが、ここは父よあなたは偉かったと言わざるを得ない。これを使って、大地震が起きれば倒壊必至のホコリまみれの家を建て替えようとい提案してみたら、母と兄も賛成した。ただそれだけで足りるのかとは言っていたが。それは私も思う。

いざとなれば私が出せばいいのだが、私自身が住まない家に資金を出すには妻の理解が要る。普通の家庭の出ではない私に付き合ってくれているのだから、不要の心労は掛けられない。実家のカネでやりきるのが筋だろう。

建て替えの考え方2

建設予定地の現況は以下のようになっている。

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限られた予算と限られた居住者の生活能力のため、新居ができるまで古い家屋に住み続けるしかない。従って建設予定地は裏庭の空地だ(現在野良樹木の天国と化しているが)。土地の制約と、物置2は残せという母のリクエストと(ちなみに保存登記していなかった)、二階建てが良いという兄のリクエスト(小学生かよ・・・)を尊重すると、正方形の総二階が現実的な線だろう。もっと金があれば平屋にするのだが。

目下の課題は庭木伐採と概算総費用の算出だ。

家・・・1,200万
諸経費・・・100万
解体・・・50万
家具、電化製品・・・50万
計・・・ 1,400万

くらいでいけたらいいのだが。

建て替えの考え方

実家を建て替えることにした。目指すところは以下である。

・予算は現金一括1,400万円(実家の自己資金)
・ローンは組まない(組めない)
・私は金は出さないが、口は出す
・居住者の希望は叶える
・妻に迷惑をかけない

建設予定地だが、登記簿を正とすると90坪の土地に20坪くらいの平屋と10坪くらいの倉庫が建っている。敷地には庭木がざっと大小30本くらい生えている。伐採伐根と解体だけで云百万かかる気がする。家のほうもローコストメーカーに頼るしかないだろう。しかし実際いくらでできるかは、まだ打ち合わせもしていないから分からない。したがって予算達成可否は現時点不明であるが、本ブログではかかったお金も赤裸々に公開していきたい。